甲南大学自治会とは

設立趣旨

 現在の規約による自治会は、51期を迎えますが、それ以前には学友会という名称で自治組織が存在していました。学友会の会則は昭和32年に施行され、当時の学生数は3,000人で、大半は体育会・文化会に所属していました。学友会が組織されたのは体育会・文化会を支援する団体が必要であり、体育会・文化会以外に、全学生の過半数を占める組織がなかったからですが、この学友会制度にもさまざまな疑問や問題点が生じてきました。例えば、体育会・文化会は学友委員会からの予算、その他の援助は必要であっても、逆にその組織力を利用して干渉したり、されたりするのはおかしいのではないか。体育会・文化会に所属している学生が減少し、全学生の半数以下になっているのに、これら体育会・文化会が全学生のために自治会を支える柱となっているのはおかしいのではないか。実際、その当時、学友委員会に対して「単なる体育・文化の金の取り合いではないか」、「体育会系の学友委員が過半数になれば、体育会の予算が増え、逆に文化会系の委員が過半数になれば、文化会の予算が増えるのではないか」という批判の声があがりました。このようなことは現実にありませんでしたが、このような事態が起こっても不思議ではない組織だったのです。
 昭和46年5月17日の学友総会で自治会規約が改正されました。その理念は、(1)大学における主体としての学生の地位と権利を確立し構成員相互の連帯をもって積極的な自治活動を行う場をしなくてはならない。(2)学生自らの手によって大学改革を推進し、新時代、新しい情況に適応する大学を先向していかねばならない。(3)クラブに立脚した学友会体制から学部、全学に基盤を置く自治会を新しく創立することが学生にとって不可欠である。というものです。これらの理念によって現在の自治会は、一部の学生の声が反映されやすいような自治会から、全学的な自治会を実現するために、変化していきました。
 また、クラブ活動にまで自治組織が介入できないように、クラブの問題点を扱い、体育会・文化会の予算配分を行う組織として学友団体協議会を設置し、自治会の中枢機関から切り離しています。
 このように自治会は学友会の問題点を改革し、全学生の基盤の上に成り立っています。学生側の意見を反映させたり、全学生の意識を大学側に訴えかけたりするなど、全学生の声を最大限に反映できる組織が設けられているのです。そして、自治会は甲南大学の設立の趣旨に基づき、自他の敬愛と協力によって人格の完成を目指し、学生生活並びに自治意識の向上発展を図る事を目的としています。

甲南大学自治会組織図


◆ 自治会総会


 自治会総会とは、全学生が参加する総会で、自治会総会の議決が自治会の全ての決議に優先します。自治会総会は自治会規約の規則によるとき、自治会中央委員会の決議によってこれが必要と認められたとき、自治会会員の20分の1の署名があるとき、自治会中央委員会委員長によって招集されます。この自治会総会は、全自治会会員の4分の1以上の出席によって成立し、議決は議決権を有する出席会員の過半数によって行われます。但し、議決権を有する出席会員は全会員の6分の1以上を必要とします。要するに全学生は、自治会総会において学生の意見で議決されるという権利を持っています。



◆ 自治会中央委員会


 自治会中央委員会とは、自治会の決議執行機関です。但し、執行権は中央委員会執行部に属します。中央委員会は、原則として本学の自治活動に関する一切の権限を持ち、また責任を負います。

 この中央委員会の委員がどのように構成されているかというと、それは自治会員の選挙によって全学から選ばれた執行部7名と中央委員8名(2014年にはCUBE学生委員会、2015年にはFIRST学生委員会が新たに参加)の計17名で構成され、その任期を1年とし毎年5月末に改選されています。

 当選した執行部7名は話し合いのもと委員長を決定し、委員長は執行部の役職を任命します。そして、どのような小委員会を作るかを判断し、中央委員に小委員会委員長を任命します。

 中央委員会は通称・中央定例と呼ばれ、最低でも月1回行われます。ここでは執行部・小委員会のMonthly Reportによる活動報告や、議案の検討等が行われます。


◆ 中央委員会執行部と小委員会


 自治会選挙によって選ばれた中央委員会執行部は、議案を中央委員会に提出すること、中央委員会の決議の執行及び中央委員会の賛成を得て小委員会にその決議の執行を代行させること、自治会総会及び中央委員会の決議事項を公示すること、一般の自治会執行及び渉外関係について中央委員会に報告するなどの職務を行っています。

 現在、中央委員会執行部の下には直属小委員会として8の小委員会が組織されています。(摂津祭実行委員会、CUBE学生委員会、FIRST学生委員会は便宜上、自治会学生委員会とする。)これらの委員会は執行部の判断で自由に作ることができ、またなくすこともできます。これらの小委員会の委員は中央委員会の承認を得て、執行部より任命されます。つまり、中央委員は中央委員会の作った委員会を代行することになります。


◆ 学友団体協議会


 学友団体とは自治会によって組織され、体育会または文化会のいずれかに属している団体、つまり部です。学友団体のその目的は、本学の体育・文化水準の向上を図り、それをもって人格の形成をなすことを目的としています。学友団体は、その目的を達成するために体育会本部と文化会常任委員会を組織していますが、さらにその上に学友団体協議会というものを組織しています。この協議会では、体育会・文化会より各5名の計10名で構成されていて、構成員の5分の3以上の出席により成立し、議決は出席委員の3分の2以上の賛成により成立します。役員の構成は、議長・書記・会計・庶務の各1名を互選により選出します。同協議会では、体育会・文化会に配分される自治会予算の再配分という大切な役割を果たします。また規約では、学友団体が体育会・文化会のいずれかに属するかを決定するという役割もありますが、現在は、体育会に関しては体育会本部が、文化会に関しては文化会常任委員会がその所属の決定を行っています。